「グリーンソフトって、和歌山にしかないの?」と県外の友人に驚かれた経験は、和歌山県民なら一度はあるはずです。
逆に旅行で和歌山を訪れる方は、街のあちこちで見かける緑の看板や、やたらと店舗数の多いスーパーが何なのか気になっているかもしれません。
実は和歌山には、県民が「全国どこにでもある」と思い込んでいる和歌山発のローカルチェーン店がいくつも存在します。喫茶、スーパー、ラーメン、パンと、ジャンルもさまざまです。
この記事では、和歌山歴35年の監修者の目線で、和歌山のローカルチェーン店をジャンル別に整理し、旅行者が立ち寄るときの回り方や、お土産としての楽しみ方までまとめました。
読み終わるころには、和歌山県民の「あるある」を笑えるだけでなく、次の旅行で寄るべき店が決まっているはずです。

和歌山のローカルチェーン店とは?県民が全国区だと思い込む理由
和歌山のローカルチェーン店とは、和歌山県内に本社や本店を置き、県内を中心に複数店舗を展開している店のことです。県民の生活圏では見かけない日がないほど身近な一方、県外にはほとんど店舗がない、という点が共通しています。
県民が「全国区」と思い込んでしまう理由は、主に3つあります。
- 子どものころから当たり前にあったため、ローカルだという発想がそもそも生まれない
- スーパーやパン屋のように日常使いの業態が多く、観光名物として意識されにくい
- 大阪や奈良など隣接府県にも出店している店があり、「近畿ではどこにでもある」と感じてしまう
旅行者の視点では、こうした店こそ「その土地の普段の暮らし」を体験できる場所です。観光名所と観光名所の間に、ローカルチェーン店を1軒はさむだけで旅の印象がぐっと変わります。
甘味と軽食の代表「グリーンコーナー」は和歌山ローカルチェーンの象徴
和歌山のローカルチェーン店を語るうえで外せないのが、老舗お茶屋の玉林園が運営する「グリーンコーナー」です。抹茶ソフトクリームの「グリーンソフト」と、あっさりした醤油味の「てんかけラーメン」の2枚看板で、県民の全世代に親しまれています。

グリーンソフトとてんかけラーメンの組み合わせが定番
和歌山市観光協会の紹介ページによると、本店のてんかけラーメンは鶏がらベースの醤油スープにワカメ・てんかす(揚げ玉)・ショウガをトッピングした一杯です。濃厚な和歌山ラーメンとは別物の、軽く食べられる味わいが特徴です。
食後にグリーンソフトを食べるのが県民のお決まりの流れで、「ラーメンの後に抹茶ソフト」という組み合わせに旅行者は驚きます。店内で製造されるソフトクリームのほか、持ち帰り用の冷凍タイプも扱われているので、お土産候補としても覚えておきましょう。
店舗は和歌山市内に集中している
グリーンコーナーの店舗は和歌山市内に集中しており、県南部にはありません。旅行者が立ち寄るなら、和歌山城やぶらくり丁を観光する日の昼食か休憩に組み込むのが現実的です。店舗ごとの営業時間や休業日は、お茶の玉林園 公式サイトで最新をご確認ください。
スーパーの二強「オークワ」と「マツゲン」は和歌山県民の日常そのもの
和歌山県民の買い物は、和歌山市に本社を置くスーパー「オークワ」と「マツゲン」を抜きには語れません。どちらも県外にも店舗があるため県民は「普通のスーパー」だと思っていますが、関東の方にはまったく馴染みのない名前です。

オークワは和歌山発で近畿・東海に広がるスーパー
オークワは和歌山市に本社を置き、県内各地に店舗を構えるスーパーです。大型のショッピングセンター業態も手がけており、「休日はオークワ系のモールに行く」という家庭も少なくありません。県内の店舗一覧やチラシはオークワ公式サイトで確認できます。
マツゲンは和歌山25店舗を中心に4府県へ展開
株式会社松源が運営する「マツゲン」は1961年設立の食品スーパーです。公式サイトの「数字で見る松源」によると、和歌山25店舗・大阪20店舗・奈良3店舗・京都2店舗を展開しています(公式発表時点。最新は松源公式サイトでご確認ください)。
県民の会話では「オークワ派かマツゲン派か」がちょっとした話題になります。旅行者にとっては、地元のみかんや梅干し、和歌山産の魚がふつうの売り場に並んでいる点が面白く、お土産を安く買う場所としても使えます。
| スーパー | 運営会社の本社 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| オークワ | 和歌山市 | 県内広域に店舗。大型SC業態もあり | okuwa.net |
| マツゲン | 和歌山市 | 1961年設立。和歌山25店舗を軸に大阪・奈良・京都へ展開 | matugen.co.jp |
和歌山ラーメンのローカルチェーン「丸田屋」と個性派ラーメン店
和歌山ラーメン(中華そば)は個人店が中心ですが、県内で複数店舗を展開する店もあります。代表格が「中華そば 丸田屋」で、岩出市に本店を置き、和歌山市内にも店舗があります。

丸田屋は豚骨醤油の一本勝負
丸田屋の公式サイトによると、本店は岩出市中黒にあり、豚骨と鶏がらをベースにした醤油スープの中華そばを主力にしています。和歌山市内の店舗と合わせ、観光ルート上で和歌山ラーメンを食べたいときの安定した選択肢です。店舗一覧は丸田屋公式サイトで確認できます。
豚骨系や御坊発のチェーンも県民には身近
和歌山市内で複数店舗を持つ豚骨ラーメンの「長浜らーめん」や、御坊市発の「らーめん幕末」など、和歌山ラーメンとは系統の違うチェーンも県民の日常食です。旅行で王道の中華そばを食べたあと、2杯目にこうした店を選ぶと、和歌山のラーメン文化の幅を感じられます。各店の営業時間や店舗数は変動するため、公式情報でご確認ください。
パン・寿司・食堂も和歌山発ローカルチェーンが強い
飲食のローカルチェーンはラーメンだけではありません。パン、回転寿司、食堂といった日常のジャンルにも和歌山発の店があります。

パン工房カワは有田川町発の人気ベーカリー
「パン工房カワ」は有田川町に本店を置くベーカリーで、和歌山市内にも店舗があります。生クリームを練り込んだやわらかいパンが特徴で、県民には「カワのパン」で通じるほど浸透しています。店舗一覧はパン工房カワ公式サイトで確認できます。
回転寿司・食堂系も名前を覚えておくと便利
県内で複数店舗を展開する回転寿司「弥一」や、和食の「信濃路」なども、県民が「全国にある」と思いがちな店として話題に上ります。ただし店舗数やメニューは変わりやすいので、この記事では名前の紹介にとどめます。訪問前に各店の公式情報をご確認ください。
旅行者向け:和歌山のローカルチェーン店を1日で回るモデルルート
旅行者がローカルチェーン店を効率よく体験するなら、和歌山市内を拠点にするのがおすすめです。観光名所の合間に組み込める順番を紹介します。

- 午前:和歌山城を観光。天守閣からの眺めを楽しんだ後、ぶらくり丁方面へ移動します
- 昼:丸田屋またはグリーンコーナーで昼食。がっつり派は中華そば、軽め派はてんかけラーメンを選びます
- 午後:グリーンソフトで休憩。昼食を丸田屋にした場合は、ここでグリーンコーナーへ
- 夕方:オークワかマツゲンでお土産探し。地元の梅干し・みかんジュース・パン工房カワのパンを買って帰ります
車がなくても、和歌山駅周辺と和歌山城周辺で完結できるのがこのルートの利点です。県南部の白浜や高野山へ向かう前日に、和歌山市で1泊して回るのも良い組み合わせです。
グリーンコーナー本店の基本情報
和歌山のローカルチェーン店の中で、旅行者が最初に訪れることが多いグリーンコーナー本店の情報をまとめます。和歌山市観光協会の掲載情報に基づいており、変更の可能性があります。
| 店名 | グリーンコーナー 本店(玉林園) |
|---|---|
| 住所 | 和歌山県和歌山市出島(番地は公式サイトでご確認ください) |
| 営業時間 | 11:00〜22:00(観光協会掲載情報) |
| 定休日 | 要確認 |
| 駐車場 | 要確認 |
| アクセス | JR田井ノ瀬駅から徒歩約15分、八軒屋バス停から徒歩約5分 |
| 公式URL | お茶の玉林園/和歌山市観光協会の紹介ページ |
周辺のおすすめ
- 和歌山あるある:ローカルチェーン以外の「県民しか分からないネタ」をまとめています
- 和歌山の名物グルメ:和歌山ラーメン、めはり寿司、しらす丼など名物を一覧で紹介
- 和歌山弁の一覧:店員さんとの会話で出てくる方言を予習できます
よくある質問
和歌山のローカルチェーン店で一番有名なのはどこですか?
グリーンコーナー(玉林園)です。抹茶ソフトクリームのグリーンソフトとてんかけラーメンが看板で、和歌山市内に複数店舗があります。県民の間では「和歌山といえばまずここ」と言われる存在です。
オークワやマツゲンは和歌山にしかないのですか?
どちらも本社は和歌山市ですが、県外にも店舗があります。マツゲンは公式サイトによると和歌山のほか大阪・奈良・京都に展開しています。オークワも近畿・東海の複数府県に店舗を持っています。
グリーンソフトはお土産にできますか?
持ち帰り用の冷凍タイプが販売されているため、保冷対策をすればお土産にできます。取り扱い状況や価格は変わることがあるので、購入前に店舗または玉林園の公式サイトでご確認ください。
車がなくてもローカルチェーン店を回れますか?
和歌山市内なら可能です。グリーンコーナー本店はJR田井ノ瀬駅やバス停から徒歩圏で、丸田屋やスーパーも和歌山駅周辺に店舗があります。県南部まで足を延ばす場合は車があると便利です。
県外から来た人が驚く和歌山のチェーン店あるあるは?
「ラーメンの後に抹茶ソフト」「スーパーの売り場に梅干しが何十種類も並ぶ」「県民がオークワ派・マツゲン派に分かれる」あたりが定番です。会話のきっかけとして覚えておくと、地元の人と盛り上がれます。
まとめ:和歌山のローカルチェーン店は暮らしごと味わう観光資源
- 和歌山のローカルチェーン店は、県民が「全国区」と思い込んでいる和歌山発の店のこと
- 喫茶はグリーンコーナー、スーパーはオークワとマツゲン、ラーメンは丸田屋、パンはパン工房カワが代表格
- 旅行者は和歌山城・ぶらくり丁観光の合間に組み込むと1日で体験できる
- スーパーは地元食材のお土産を安く買える場所としても使える
- 営業時間・店舗数・価格は各公式サイトで最新を確認する
次に読むなら、和歌山あるある50選で県民ネタをさらに深掘りするか、和歌山の名物グルメで食べるべき料理を整理しておくのがおすすめです。




コメント