
引っ越しの段ボール、通販の箱、まとめ買いの外箱。「これ、燃えるごみの赤い袋に入れていいの?」と手が止まったことはありませんか。
和歌山県田辺市に越してきて最初に迷うのがここです。分別一覧を引くと「可燃」と書いてあるのに、市のページには「できるだけ燃えるごみとして出すのではなく」とある。どっちが正解なのか、と。
結論は3行です。
- 段ボールは市の分別一覧では「可燃」。ただし市は、子供会等の集団回収か資源類拠点回収場所へ出すよう求めている
- 出し方は「ナイロン袋や紙袋に入れず、紙ひもで縛る」。雨の日でも同じ
- 粗大ごみ扱いにはならない。引っ越しで大量に出るときは、平日毎日受け入れる拠点回収場所か、田辺市廃棄物処理場への自己搬入(軽四車で可燃物950円)で片付く
この記事では、区分の読み方、拠点回収場所と受入日、紙ひもで縛る決まり、やりがちなNG、大量に出るときの手順まで、田辺市公式サイトの記載だけでまとめました。
本記事は2026年10月22日時点の田辺市公式サイトの情報に基づいています。制度は変わるため、最新は公式でご確認ください。
地元民のひとこと 田辺で古紙を出す人がまず覚えるのが「紙ひも」です。ビニールひもでもガムテープでもなく、紙ひも。市のページにはっきり「ナイロン袋や紙袋に入れず、紙ひもで縛って」と書いてあるので、引っ越し前に一巻き用意しておくとあわてません。もうひとつ、市役所本庁の拠点回収は平日の8時30分から17時15分まで受け入れているので、用事のついでに車に積んで持ち込む人が多いです。
段ボールの区分は「可燃」、でも出し先は拠点回収
田辺市の「ごみの分別一覧(五十音順)」で段ボールを引くと、次の1行です。
| 品目 | 材質 | 種別 | 出し方のアドバイス |
|---|---|---|---|
| 段ボール | (記載なし) | 可燃 | 集団回収や資源類拠点回収場所へ(11ページ参照) |
| 新聞紙・折込ちらし | (記載なし) | 可燃 | 集団回収や資源類拠点回収場所へ(11ページ参照) |
| 雑誌・雑紙 | (記載なし) | 可燃 | 集団回収や資源類拠点回収場所へ(11ページ参照) |
| 包装紙 | 紙製 | 可燃 | 集団回収や資源類拠点回収場所へ(11ページ参照) |
| 牛乳パック | 紙製 | 可燃 | 集団回収や拠点回収場所へ(11ページ参照) |
| 紙パック | (記載なし) | 可燃 | 内側にアルミ等が貼っていても燃えるごみとして出してください。 |
| ガムテープ | 紙製・布製 | 可燃 | 紙製・布製以外は全て「埋立てごみ専用袋」へ |
| 緩衝材 | プラスチック製 | プラ | (記載なし) |
| 発泡スチロール | (記載なし) | プラ | 「分別指定袋」に入る長さにしてください。(※注1) |
種別が「可燃」なので、燃えるごみ(赤色の指定ごみ袋)に入れること自体はルール違反ではありません。ただし、燃えるごみのページにも「古新聞、雑誌、段ボールなどは、できるだけリサイクル活動へのご協力をお願いします。」とあり、古紙の専用ページでは「家庭から出る古紙類は、できるだけ燃えるごみとして出すのではなく、子供会等が行っている集団回収や資源類拠点回収場所へ出してください。」と案内されています。市の意図ははっきりしていて、段ボールは燃やすのではなく拠点回収に回すのが田辺市での正解です。
もうひとつ押さえておきたいのが、段ボールの行には「※注1」が付いていないことです。注1は「指定袋に入らない場合は、有料で田辺市ごみ処理場・各行政局へ自己搬入されるか「特別収集」を利用できます。(8・9ページ参照)」という粗大ごみ向けの注記で、段ボールにはこれが掛かりません。つまり段ボールは枚数が多くても「粗大ごみ」にはならず、品目別の処理手数料もかかりません。大量に出るときの出口は後半で整理します。
なお、通販の箱に入っていた緩衝材や発泡スチロールは別品目で、どちらもプラスチックごみです。段ボールと一緒に縛らないでください。
出し方のルールは4つ(紙ひも・雨の日・3品目・混ぜない)
市の「新聞(広告)・雑誌・段ボールの出し方」ページに書かれている決まりは、次の4つだけです。短いので原文の言い回しのまま覚えてしまうのが早いです。
| 決まり | 市公式の記載 |
|---|---|
| 日程 | 資源類拠点回収場所ごとに決められた日程にしたがって出す |
| 縛り方 | ナイロン袋や紙袋に入れず、紙ひもで縛って出す(雨天でも同じ) |
| 回収品目 | 新聞(広告)、雑誌・雑紙、段ボールの3品目。それ以外のもの(例えば、カーボン紙・感熱紙など)は出せない |
| 分別 | 新聞(広告)と雑誌が混ざった状態で出されている場合があるので、きちんと分別して出す |
ポイントは「袋に入れない」が明文化されていることです。雨の日に濡れないよう袋をかぶせたくなりますが、市の案内は「雨天でも同じ」。紙ひもで縛った束をそのまま出します。また段ボールは3品目のうちの1つなので、新聞や雑誌とは別の束にしておくと、分別の指示にも沿います。
一方で、段ボールを折りたたむかどうか、束の大きさや高さの上限、宅配の伝票やガムテープをはがすかどうかは、市のページには書かれていません。気になる場合は廃棄物処理課(0739-24-6218)に確認してください。

拠点回収場所と古紙の受入日
資源類拠点回収場所の一覧は、市の「公共施設 ごみの拠点回収場所」ページ(更新日2026年9月9日)に、本庁管内と4つの行政局管内に分けて載っています。古紙類(段ボールを含む)を受け入れる施設と「古紙搬入受入日」を抜き出すと次のとおりです。ペットボトルや缶・びんだけの拠点(スーパーの店頭など)は古紙を受け入れないので、段ボールは必ず「古紙類」の列が「回収可能」の施設に持ち込んでください。
| 古紙搬入受入日 | 施設 |
|---|---|
| 毎週月曜日~金曜日(8時30分~17時15分) | 田辺市役所本庁、旧田辺市役所第二別館、田辺市民総合センター(東側中央入口)、万呂コミュニティセンター、ひがしコミュニティセンター、三栖コミュニティセンター、中芳養連絡所、上芳養連絡所、長野連絡所、天神児童館、たきの里、大塔行政局、富里連絡所、三川連絡所、中辺路行政局、龍神行政局 |
| 毎週月曜日~金曜日(時間の記載なし) | 本宮行政局、三里高齢者支援ハウス、九鬼防火水槽横、下湯川多目的集会所、皆地いきものふれあいの里、請川高齢者支援ハウス、旧静川小学校、小津荷集会所 |
| 毎月第1・第3の曜日(8時30分~12時) | 芳養連絡所(火曜日)、芳養児童センター(水曜日)、上秋津連絡所(木曜日)、南部センター(金曜日) |
| 毎月第2・第4の曜日(8時30分~12時) | 秋津川連絡所(火曜日)、新庄連絡所(水曜日)、三栖幼稚園(木曜日)、稲成保育所(金曜日) |
| 回収日は各施設の開園日 | 牟婁保育所、もとまち保育所、はやざと保育所、上秋津幼稚園、秋津川保育所、日向保育所、みどり保育所 |
一覧には(注釈)として「田辺市役所旧庁舎については、令和7年3月31日(月曜日)までで取り扱いを終了しました。現在は旧田辺市役所第二別館で拠点回収を実施しています。」とあります。別ページでも「移設先は、旧田辺市役所第2別館横になります。」と案内されているので、以前の旧庁舎の感覚で持っていかないよう注意してください。
一覧の先頭に「田辺市ごみ処理場」の行がありますが、回収品目と受入日の欄はいずれも空欄で、拠点回収の対象品目は読み取れません。ごみ処理場へ運ぶ場合は、次の章の「自己搬入」として扱うのが確実です。施設の所在地は一覧に載っていないので、場所は市公式ページからたどるか電話で確認してください。
引っ越しで大量に出るとき:粗大ごみではなく、拠点回収か自己搬入
段ボールは粗大ごみにならないと書きましたが、では引っ越し直後の数十枚をどうするか。市公式の記載から組み立てると、選べる出口は3つです。
- 資源類拠点回収場所へ持ち込む。市役所本庁や各行政局など、平日毎日受け入れる施設なら日程を気にせず運べます。量の上限は市のページに書かれていません。
- 子供会等の集団回収に出す。市は「団体により日程等が異なりますので、廃棄物処理課までお問い合わせください。」と案内しています。地区の団体と日程は電話で確認します。
- 田辺市廃棄物処理場へ自己搬入する。市は「田辺市内で発生した家庭生活に伴うごみ(家庭ごみ)の持込み(自己搬入)を許可しています(産業廃棄物の持込みはできません)」としており、家庭から出た段ボールはこの範囲に入ります。
自己搬入する場合の受付と手数料は次のとおりです。手数料は「1車につき」で、段ボールだけなら「燃えるごみだけを搬入する場合」の可燃物の額になります。
| 項目 | 市公式の記載 |
|---|---|
| 受付(田辺市廃棄物処理場) | 平日 8時30分~16時/第4日曜日 9時30分~15時30分 |
| 手数料(軽四車。徒歩、自転車、単車を含む) | 可燃物 950円(燃えるごみだけを搬入する場合)/不燃物 1,130円(可燃物、不燃物混載の場合を含みます。) |
| 手数料(軽四車を超え2トン車以下) | 可燃物 1,900円/不燃物 2,260円。2トン車を超える車両は搬入できない |
| 本人確認 | マイナンバーカード、自動車運転免許証等の本人確認書類の提示。本人確認ができない場合は受入れを断られる |
注意したいのは行政局です。各行政局への自己搬入は「袋に入らない粗大ごみや処理困難物以外は搬入できません」とされているため、段ボールを自己搬入の扱いで行政局に持ち込むことはできません。ただし大塔・中辺路・龍神・本宮の各行政局は古紙の拠点回収場所でもあるので、行政局管内の方は手数料のかかる自己搬入ではなく、拠点回収として平日に持ち込むのが正解です。
自己搬入の全体像(持ち物・当日の流れ)は田辺市のゴミ処理場への持ち込みの記事に、粗大ごみの制度そのものは田辺市の粗大ごみの記事にまとめています。
やりがちなNG例
| NG | 正しくは |
|---|---|
| ナイロン袋や紙袋に入れて出す | 袋に入れず、紙ひもで縛る |
| 雨の日に袋をかぶせる、または出すのをやめる | 「雨天でも同じ」。紙ひもで縛った束をそのまま出す |
| 新聞・雑誌・段ボールを1つの束にする | 3品目をきちんと分別して出す |
| カーボン紙・感熱紙(レシートなど)を混ぜる | 3品目以外は出せない |
| 緩衝材や発泡スチロールを箱に入れたまま出す | どちらもプラスチックごみ。段ボールと分ける |
| 旧田辺市役所(旧庁舎)に持っていく | 令和7年3月31日で終了。現在は旧田辺市役所第二別館横 |
| ペットボトル専用の拠点(店頭など)に段ボールを置く | 「古紙類」が回収可能な施設だけに出す |
| 行政局に「自己搬入」として持ち込む | 行政局の自己搬入は袋に入らない粗大ごみ・処理困難物のみ。段ボールは拠点回収として出す |

基本情報(担当課・公式ページ)
| 担当課 | 田辺市 廃棄物処理課 |
|---|---|
| 住所 | 〒646-0053 和歌山県田辺市元町2291番地の6 市ごみ処理場内 |
| 電話 | 0739-24-6218(FAX 0739-24-4068) |
| 開庁時間 | 午前8時30分から午後5時15分(市公式サイト共通の記載。電話受付時間の個別記載はなし) |
| 公式ページ | 新聞(広告)・雑誌・段ボールの出し方/公共施設 ごみの拠点回収場所/拠点回収について/燃えるごみ(赤色の指定ごみ袋)/指定袋に入らないごみの処理方法について(自己搬入の場合)/旧田辺市役所の資源類拠点回収場所を移設しました/ごみの分別一覧(五十音順)PDF |
| 確認日 | 2026年10月22日 |
よくある質問
段ボールは燃えるごみの袋に入れてはいけないのですか?
分別一覧の種別は「可燃」なので、赤色の指定ごみ袋に入れること自体は禁止されていません。ただし市は「できるだけ燃えるごみとして出すのではなく、子供会等が行っている集団回収や資源類拠点回収場所へ出してください。」と案内しています。拠点回収は市役所本庁などで平日毎日受け入れているので、まずそちらを使ってください。
雨の日はどうすればいいですか?
市のページに「紙ひもで縛って出してください。(雨天でも同じ)」とあります。濡れないようにナイロン袋に入れるのは、袋に入れないという決まりに反します。縛った束をそのまま出してください。
ガムテープや宅配の伝票ははがす必要がありますか?
段ボールの出し方ページには、テープや伝票についての記載がありません。分別一覧にはガムテープ単体の行があり、紙製・布製は可燃、それ以外は埋立てごみ専用袋とされています。はがすべきかどうかは廃棄物処理課(0739-24-6218)に確認してください。
引っ越しで段ボールが大量に出ました。粗大ごみになりますか?
なりません。段ボールの行には粗大ごみ向けの「※注1」が付いておらず、品目別の処理手数料もありません。平日毎日受け入れる拠点回収場所に運ぶか、田辺市廃棄物処理場へ自己搬入(軽四車で可燃物950円、本人確認書類が必要)してください。
拠点回収場所の受入日はどこで分かりますか?
市の「公共施設 ごみの拠点回収場所」ページに、施設ごとの「古紙搬入受入日」が載っています。市役所本庁や各行政局は毎週月曜日から金曜日、連絡所の一部は第1・第3や第2・第4の決まった曜日の午前中だけなので、持ち込む前に確認してください。
まとめ
- 田辺市の段ボールは分別一覧で「可燃」だが、出し先は集団回収か資源類拠点回収場所
- ナイロン袋や紙袋に入れず紙ひもで縛る。雨天でも同じ。新聞・雑誌とは分けて束ねる
- 粗大ごみにはならない。大量なら平日毎日受け入れる拠点か、廃棄物処理場へ自己搬入(軽四車で可燃物950円)
田辺市のごみ全体の区分と指定袋は田辺市のゴミ分別・出し方の記事で確認できます。
本記事は2026年10月22日時点の田辺市公式サイトの情報に基づいています。制度は変わるため、最新は公式でご確認ください。




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