引っ越しや買い替えで出た電子レンジを前に、燃えるごみでも粗大ごみでもなさそうで、手が止まっていませんか。
和歌山県田辺市のごみは赤・青・緑・紫の4分別です。見た目が大きくて重い家電ほど「これは粗大ごみ扱いだろう」「テレビや冷蔵庫と同じでリサイクル券が要るのかな」と考えてしまいますが、電子レンジの答えは市が配っている分別一覧にはっきり書かれています。
先に結論です。
- 田辺市の電子レンジは「資源」区分。青色の「資源ごみ」指定袋に入れて、資源ごみの収集日に出します。
- 指定袋に入らない大きさなら、有料で田辺市ごみ処理場・各行政局へ自己搬入するか、予約制の「特別収集」を利用します。
- 電子レンジは家電リサイクル法の対象4品目(エアコン/テレビ/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・衣類乾燥機)ではないので、リサイクル券の購入は不要です。
この記事では、区分の根拠になっている市の原文から、袋に入らないときの2ルートの料金と予約先、出す前にやっておく電池の扱い、やりがちな間違いまでを順にまとめます。
2026年10月17日時点の田辺市公式サイトの情報に基づいています。制度は変わるため、最新は公式でご確認ください。

田辺市の電子レンジは「資源」区分(青色の指定袋)
田辺市の分別一覧(五十音順)には、電子レンジの行が次のように載っています。列は左から「品目/材質/種別/出し方のアドバイス」です。
| 品目 | 材質 | 種別 | 出し方のアドバイス |
|---|---|---|---|
| 電子レンジ | (記載なし) | 資源 | 金属以外の素材が付いていても可(※注1) |
「金属以外の素材が付いていても可」とあるのは、プラスチックのパネルやガラスの扉、ゴムの脚などが付いたままでも資源ごみとして出せるという意味です。本体を分解してプラスチック部分を緑の袋に、金属を青の袋に、と仕分ける必要はありません。
市の資源ごみ(青色の指定ごみ袋)のページでも、資源ごみに出せる「小型家電リサイクル対象品目」の例として、炊飯器・アイロン・こんろ・換気扇・照明器具・扇風機・電気ポット・トースター・ドライヤーなどと並んで電子レンジが挙げられています。分別一覧とページ本文の両方で「資源」と確認できる品目なので、ここは迷う必要がありません。
なお、同じキッチン家電でもオーブントースターやトースター、電気式炊飯器、ガステーブル(こんろ)も分別一覧では同じ「資源」です。キッチンの家電をまとめて処分するときは、ほとんどが青い袋に集約できると考えておくと計画が立てやすくなります。
指定袋に入るかどうかで出し方が2つに分かれる
電子レンジの処分でつまずくのは区分ではなく、ここです。田辺市の家庭ごみは区分ごとの指定袋で出す仕組みで、資源ごみの袋は【大】と【小】の2サイズがあります。
| サイズ | 容量 | 寸法 | 価格(10枚入り) | 資源ごみ用 |
|---|---|---|---|---|
| 【大】 | 50L | 縦900×横650mm | 440円 | あり |
| 【小】 | 30L | 縦750×横500mm | 220円 | あり |
| 【特小】 | 15L | 縦550×横450mm | 110円 | なし(燃えるごみ・埋立てごみのみ) |
袋の色は燃えるごみが赤、資源ごみが青、プラスチックごみが緑、埋立てごみが紫です。シール表示のある市内のスーパー等で購入できます。ごみは収集日の当日に出すのがルールで、当日は朝8時30分までに所定の場所へ出します。
単機能タイプの小型の電子レンジなら【大】の袋に収まることがありますが、オーブンレンジのような大型のものや、扉の張り出しが大きいものは袋に入りきらないこともあります。無理に押し込んで袋が破れた状態では、収集作業の安全上も望ましくありません。入らないと判断した場合は、分別一覧の※注1に書かれた別ルートに進みます。原文は次のとおりです。
※注1 指定袋に入らない場合は、有料で田辺市ごみ処理場・各行政局へ自己搬入されるか「特別収集」を利用できます。(8・9ページ参照)
つまり選択肢は「青い袋に入れて収集日に出す」「自分で運ぶ(自己搬入)」「市に取りに来てもらう(特別収集)」の3つです。自己搬入と特別収集はどちらも有料で、料金の決まり方がまったく違うので、次の2つの見出しで分けて説明します。

袋に入らないとき① 自己搬入(田辺市ごみ処理場・各行政局)
自分で車に積んで持ち込む方法です。受付日時は搬入先によって違います。
| 搬入先 | 平日 | 第4日曜日 |
|---|---|---|
| 田辺市ごみ処理場(田辺市元町2291番地の6) | 8時30分〜16時 | 9時30分〜15時30分 |
| 大塔・中辺路・本宮行政局 | 8時30分〜16時 | 9時〜12時 |
| 龍神行政局 | 8時30分〜16時 | 9時〜12時(龍神管内は龍神リサイクルセンター(安井地区)へ直接搬入) |
第4日曜日以外の土曜・日曜・祝日は搬入できません。手数料は1車につきの定額で、台数や重さではなく「車1台いくら」で計算します。
| 車両 | 可燃物 | 不燃物 |
|---|---|---|
| 軽四車(徒歩、自転車、単車を含む) | 950円(燃えるごみだけを搬入する場合) | 1,130円(可燃物、不燃物混載の場合を含みます。) |
| 軽四車を超え2トン車以下 | 1,900円 | 2,260円 |
注意したいのは、この表に「資源」という区分が出てこないことです。電子レンジは資源区分なので、950円の条件である「燃えるごみだけを搬入する場合」には当てはまりません。不燃物の1,130円で計量されるのか、別の扱いになるのかは公式ページに明記がないため、金額を確定させたい場合は事前に廃棄物処理課(0739-24-6218)へ確認してください。手数料には、処理困難物があると別に処理手数料が加算される旨の但し書きも付いています。2トン車を超える車両での搬入はできません。
搬入できるごみの条件も搬入先ごとに違います。田辺市ごみ処理場は「田辺市内で発生した家庭生活に伴うごみ」で4分別を行ったものが対象です。一方、各行政局は袋に入らない粗大ごみや処理困難物以外は搬入できません。普段の袋に入るごみを行政局へ持ち込むことはできないので、ここは読み替えないようにしてください。
受付ではマイナンバーカード、自動車運転免許証等の本人確認書類の提示を求められます。免許証や保険証を家に置いたまま出発すると手戻りになるため、財布に入っているかを出発前に確かめておきます。搬入の流れや施設の詳細は和歌山県田辺市のゴミ処理場に持ち込み|受付時間・料金・本人確認にまとめています。
袋に入らないとき② 予約制の「特別収集」
車がない場合や、自分で積み下ろしできない場合は、市に取りに来てもらう「特別収集」が使えます。正式なページ名は「ごみ分別指定袋で出せない家庭ごみについて(特別収集を利用する場合)」です。
利用条件は細かく決まっています。1軒につき1車まで(半年間に1回のみ利用可能)、収集の時間は午前9時・10時・11時、午後1時30分・3時のいずれか。土曜・日曜・祝日(振替休日含む)・年末年始は利用できません。対象のごみは2人で持ち運びができるものに限られ、収集の際には立会いの方が必要です。電子レンジは2人で運べる重さに収まることが多い品目ですが、業務用の大型機種などは条件に合わないこともあるため、予約時に大きさを伝えておくと確実です。
| 車両 | 処理困難物(有料)だけの場合 | 処理困難物(有料)及び粗大ごみの場合 |
|---|---|---|
| 軽四車 | 1,370円 | 2,410円 |
| 小型貨物車 | 2,740円 | 4,820円 |
手数料表の列は「処理困難物だけの場合」と「処理困難物及び粗大ごみの場合」の2つで、粗大ごみ単独の金額や、品目1点あたりの金額は公式に掲載されていません。また「処理困難物」に何が含まれるかの定義もページには書かれていないため、電子レンジ1台を頼んだときにいくらになるかは、予約の電話で確認するのが正確です。予約先は地区によって分かれます。
| 窓口 | 電話 |
|---|---|
| 廃棄物処理課 | 0739-24-6218 |
| 大塔行政局 | 0739-48-0301 |
| 中辺路行政局 | 0739-64-0502 |
| 龍神行政局 | 0739-78-0820 |
| 本宮行政局 | 0735-42-0004 |
特別収集は予約制です。利用したい場合は上の番号へ予約を入れます。電話の受付時間はページに記載がないため、平日の勤務時間内にかけるのが無難です。なお、エアコン、テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は特別収集では収集できません。電子レンジはこの4品目に含まれないので、特別収集の対象外にはなりません。
出す前にやっておくこと
区分が決まっても、そのまま袋に入れて終わりにしない方がよい点が3つあります。市の「小型家電の正しい分別にご協力をお願いします」のページに理由も書かれています。
1つめは電池類の取り外しです。市は「リチウムイオン電池(バッテリー)や乾電池等の電池類で、取り外せるものは必ず取り外してください。」と案内しています。取り外した電池は埋立てごみの収集日に透明な袋に入れて、ごみ分別指定袋には入れずに別に出します。紫の袋に入れてしまうのではなく、透明袋で袋の外に置くのがポイントです。電子レンジ本体に電池が入っていることは多くありませんが、タイマー保持用の電池やリモコン付きのモデルを一緒に処分するときは忘れずに確認します。背景には、不適正なごみの混入で作業員がケガをしたり火災の原因になる危険がある、という事情が市のページに明記されています。モバイルバッテリーなど電池単体の出し方は和歌山県田辺市のモバイルバッテリー回収|透明袋・絶縁・持込みで詳しく扱っています。
2つめは個人情報の消去です。市は携帯電話・パソコン等に含まれている個人情報は必ず消去するよう求めています。電子レンジは該当しにくいものの、同じ資源ごみ袋でスマートフォンや古いパソコンをまとめて処分する場合は、先にデータを消しておきます。
3つめは中身と付属品です。石油ストーブ等の灯油は抜き取って出すよう案内があるのと同じ発想で、電子レンジも庫内の食品かすや油汚れを拭き取り、空にしてから出します。ターンテーブルのガラス皿や回転リングを本体と分けるべきかどうかについては公式ページに記載がないため、気になる場合は廃棄物処理課に確認してください。市のごみ分別辞書から、付属品の品目を個別に調べることもできます。

電子レンジでやりがちな3つの間違い
間違い1:家電リサイクル券を買ってしまう。家電リサイクル法の対象はエアコン、テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。市のQ&Aには、この4品目は「田辺市ごみ処理場や行政局に持ち込まれても引き取ることができません」と書かれており、お店に依頼するか、郵便局でリサイクル料金を振り込んでリサイクル券を受領し、指定引取場所へ自己搬入する流れになります。電子レンジはこの枠の外なので、券は要らず、市のルートで処分できます。4品目の処分手順は和歌山県田辺市の家電4品目処分|販売店・許可業者・持ち込みにまとめています。
間違い2:「無料回収」の車やチラシに任せてしまう。市は「悪質な不用品回収業者に注意!」のページで、「はじめは無料をうたっていても、不用品を車に積み込んだ後に、『積込み費用は有料だ。』などと言って多額の費用を請求される場合もあります。」と注意を呼びかけています。さらに「一般廃棄物の収集・運搬は、市区町村に許可を受けた事業者しか行うことができません。(許可を受けていない事業者が料金を請求することは違法です)。」とも明記されています。トラブルの相談先は自治振興課(0739-26-9911)です。依頼するなら、市の一般廃棄物収集運搬許可業者に相談します。
間違い3:事業所から出たものを家庭ごみとして出す。田辺市ごみ処理場が受け入れるのは「田辺市内で発生した家庭生活に伴うごみ(家庭ごみ)」で、産業廃棄物の持込みはできません。店舗や事務所で使っていた電子レンジは家庭ごみのルートに乗せられないため、事業系ごみのページに載っている許可業者に相談し、収集契約をして処理します。
| 担当課 | 田辺市 廃棄物処理課 |
|---|---|
| 所在地 | 〒646-0053 和歌山県田辺市元町2291番地の6 市ごみ処理場内 |
| 電話 | 0739-24-6218(FAX 0739-24-4068) |
| 電話受付時間 | 公式サイトに記載なし(要確認)。ごみ処理場の開所時間は午前8時30分から午後5時15分まで |
| 電子レンジの区分 | 資源(青色の資源ごみ指定袋) |
| 公式ページ | 資源ごみ(青色の指定ごみ袋)/小型家電の正しい分別/指定袋に入らないごみ(自己搬入)/特別収集 |
| 確認日 | 2026年10月17日 |
よくある質問
電子レンジは粗大ごみですか?
田辺市の分別一覧では「資源」区分です。粗大ごみという区分の袋はなく、青色の資源ごみ指定袋に入れば通常の収集日に出せます。袋に入らない大きさの場合に、自己搬入や特別収集といった粗大ごみと同じ扱いのルートを使うことになります。
青い袋に入らない大きさです。料金はいくらかかりますか?
自己搬入なら1車につきの定額で、軽四車は可燃物950円・不燃物1,130円、軽四車を超え2トン車以下は1,900円・2,260円です。ただし電子レンジは資源区分のため「燃えるごみだけを搬入する場合」の950円には当てはまりません。不燃物の1,130円が適用されるかは公式に明記がないので、廃棄物処理課(0739-24-6218)でご確認ください。特別収集は軽四車1,370円から(処理困難物だけの場合)ですが、品目1点あたりの金額は公表されていないため、こちらも予約時に確認します。
家電リサイクル券は必要ですか?
不要です。リサイクル券が必要なのはエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目で、電子レンジは含まれません。この4品目はごみ処理場や行政局に持ち込んでも引き取ってもらえないという違いもあります。
電子レンジの中のガラス皿や回転リングは分けますか?
公式ページに付属品を分けるという案内はありません。分別一覧には「金属以外の素材が付いていても可」と書かれているので、本体に付いたままでも資源ごみとして扱えます。皿だけを単体で捨てたい場合など、判断に迷うときは廃棄物処理課に確認するのが確実です。
電池やリモコンはどうすればいいですか?
取り外せる電池類は必ず外し、埋立てごみの収集日に透明な袋に入れて、ごみ分別指定袋には入れずに別に出します。リモコン自体は本体と同じ資源ごみとして出せます。
無料で引き取ってもらえますか?
市の制度では、袋で出す場合は指定袋の代金(資源ごみ【大】10枚440円/【小】10枚220円)、袋に入らない場合は自己搬入または特別収集の手数料がかかります。「無料」をうたう業者については市が注意を呼びかけており、無許可の事業者が料金を請求することは違法である旨も明記されています。
まとめ
- 和歌山県田辺市の電子レンジは「資源」区分。青色の資源ごみ指定袋に入れて、収集日の当日朝8時30分までに出します。
- 袋に入らないときは、有料の自己搬入(軽四車950円/1,130円)か、予約制の特別収集(軽四車1,370円から)の2択です。
- 家電リサイクル法の4品目ではないのでリサイクル券は不要。ただし電池類は必ず外し、透明袋で埋立てごみの日に別に出します。
区分一覧や収集日の調べ方は和歌山県田辺市のゴミ分別・出し方|4分別と指定袋・収集日、袋に入らない大きさのもの全般は和歌山県田辺市の粗大ごみの出し方|自己搬入と特別収集の料金・予約も参考にしてください。
2026年10月17日時点の田辺市公式サイトの情報に基づいています。制度は変わるため、最新は公式でご確認ください。




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