引っ越しや実家の片付けで出てきた金庫、どの袋に入れればいいか迷っていませんか。和歌山県田辺市のごみ分別一覧を見ても「金庫」の行は小さく、手提げ金庫と耐火金庫で扱いが少し違うので、ページを閉じてしまった人も多いはずです。重たい耐火金庫になると「そもそも集積所に出していいのか」から分かりません。
結論は3行です。
- 田辺市では金庫は「資源ごみ」。手提げ金庫(スチール製)も耐火金庫(金属製)も、資源ごみ専用袋に入れば収集日に出せます。
- 処理困難物ではないので、品目別の処理手数料(タイヤやマットレスのような加算)はありません。
- 袋に入らない耐火金庫は、田辺市ごみ処理場・各行政局への自己搬入か、予約制の「特別収集」を使います(どちらも有料)。
この記事では、金庫の区分と出し方、袋に入らないときの料金、持ち込み先と受付時間、2人で運べない重さの金庫をどうするか、やってはいけない出し方、よくある質問を、田辺市の公式ページで確認できた内容だけでまとめます。本記事は2026年10月27日時点の田辺市公式サイトの情報に基づいています。制度は変わるため、最新は公式でご確認ください。

田辺市では金庫は「資源ごみ」です
田辺市の「ごみの分別一覧(五十音順)」か行のPDFには、品目「金庫」の下に2つの行があります。原文の4列はこのとおりです。
| 品目 | 材質 | 種別 | 出し方のアドバイス |
|---|---|---|---|
| 金庫 | 手提げ金庫 スチール製 | 資源 | 金属以外の素材が付いていても可 |
| 金庫 | 耐火金庫 金属製 | 資源 | 金属以外の素材が付いていても可(※注1) |
種別の「資源」は資源ごみ(資源ごみ専用袋)のことです。手提げ金庫はプラスチックの取っ手や内側のトレイが付いたままでも「金属以外の素材が付いていても可」なので、分解せずそのまま袋に入れられます。耐火金庫も区分は同じ資源ごみですが、行の末尾に「(※注1)」が付いています。一覧の注記の原文は次のとおりです。
- ※注1「指定袋に入らない場合は、有料で田辺市ごみ処理場・各行政局へ自己搬入されるか「特別収集」を利用できます。(8・9ページ参照)」
- ※注2「金属とプラスチックを合わせた製品など、異なる材質が合わさってできた製品」
- ※注3「電池・バッテリー・体温計・加熱式たばこは、埋立てごみ収集日に、透明なビニール袋に入れて「埋立てごみ専用袋」に入れず別に出してください。」
つまり耐火金庫は「資源ごみ専用袋に入るなら収集日に出せる、入らないなら自己搬入か特別収集」という2段構えです。家庭用の耐火金庫は袋に入らないサイズが多いので、実際には後者になる人がほとんどでしょう。なお、同じ一覧のた行にも「手提げ金庫」という品目名が載っていますが、今回確認できた列の内容はか行の2行です。
テンキー式やダイヤル錠に電池が入っている金庫は、注3のとおり電池を抜いて別に出します。電池は埋立てごみの収集日に、透明なビニール袋に入れて埋立てごみ専用袋とは別に出す決まりです。

処理困難物ではないので「品目別の手数料」はかかりません
田辺市には「処理困難物」という有料の品目区分があり、タイヤやスプリングマットレス、ピアノなどは車両の手数料とは別に品目ごとの処理手数料がかかります。金庫がここに入るか気になるところですが、公式ページ「ごみ分別指定袋で出せない家庭ごみについて(処理困難物の場合)」に載っている品目は次の9つだけで、金庫はありません。
| 処理手数料 | 品目 |
|---|---|
| 220円 | タイヤ(ホイールあり) |
| 330円 | 消火器 |
| 330円 | バッテリー |
| 440円 | タイヤ(ホイールなし) |
| 1,100円 | スプリングマットレス(シングルサイズ以下のもの) |
| 1,650円 | スプリングマットレス(シングルサイズを超えるもの) |
| 1,650円 | 椅子型マッサージ機 |
| 3,300円 | エレクトーン・オルガン |
| 7,700円 | ピアノ |
また「取り扱いできないごみ」のページ(ガスボンベ、単車、家電4品目、注射針、業務用ゲーム機、農薬・劇薬、ビニールハウスの廃ビニール、産業廃棄物)にも金庫の語はありません。ただし同ページの最後に「その他田辺市ごみ処理場で処理できないもの」という1行があるため、極端に大きい業務用金庫などは事前に廃棄物処理課へ電話で確認してから運ぶのが確実です。
袋に入らない金庫の料金|自己搬入と特別収集
袋に入らない耐火金庫にかかるのは、品目別の手数料ではなく「車1台あたり」の手数料です。自己搬入と特別収集で金額が違います。
自己搬入(田辺市ごみ処理場・各行政局)
公式ページ「指定袋に入らないごみの処理方法について(自己搬入の場合)」の手数料表は次のとおりです。列見出しのカッコ書きが判定のポイントになります。
| 車種 | 可燃物(燃えるごみだけを搬入する場合) | 不燃物(可燃物、不燃物混載の場合を含みます。) |
|---|---|---|
| 軽四車(徒歩、自転車、単車を含む)の場合 | 950円 | 1,130円 |
| 軽四車を超え2トン車以下の場合 | 1,900円 | 2,260円 |
金庫は資源ごみの区分で「燃えるごみだけを搬入する場合」には当たらないので、可燃物の950円ではなく不燃物の額(軽四車なら1,130円)を目安に考えておくと安心です。資源区分の品目がどちらの列で計量されるかはページに明記がないため、気になる場合は搬入前に廃棄物処理課へ確認してください。「処理困難物は別に処理手数料が加算されます。」という但し書きもありますが、前の章のとおり金庫は処理困難物に含まれないので加算はありません。
特別収集(自宅まで収集に来てもらう)
自己搬入できない人向けの予約制サービスです。公式ページ「ごみ分別指定袋で出せない家庭ごみについて(特別収集を利用する場合)」の表は、列が2つしかありません。
| 車種 | 処理困難物(有料)だけの場合 | 処理困難物(有料)及び粗大ごみの場合 |
|---|---|---|
| 軽四車 | 1,370円 | 2,410円 |
| 小型貨物車 | 2,740円 | 4,820円 |
金庫は処理困難物ではなく「粗大ごみ」側なので、表の列の条件にそのまま当てはまる額がありません。金庫だけを特別収集で出すときの金額は、予約の電話で確認してください。表には「処理困難物は別に処理手数料が必要です。(分解しても処理手数料が必要です)」という注記もありますが、これは処理困難物に限った話で、金庫には関係しません。
持ち込み先と受付時間
自己搬入の受付は施設ごとに条件が違います。公式ページの記載をそのまま整理しました。
| 施設 | 平日 | 第4日曜日 | 搬入できるもの |
|---|---|---|---|
| 田辺市ごみ処理場(田辺市元町2291番地の6) | 8時30分〜16時 | 9時30分〜15時30分 | 田辺市内で発生した家庭生活に伴うごみ(家庭ごみ)。産業廃棄物の持込みはできません |
| 行政局(中辺路、大塔、本宮、龍神行政局) | 8時30分〜16時 | 9時〜12時 | 袋に入らない粗大ごみ、処理困難物に限る |
土曜・日曜・祝日(振替休日含む)は搬入できません。龍神管内の人が第4日曜日(9時〜12時)に搬入する場合は、直接、龍神リサイクルセンター(安井地区)に搬入する決まりです。受付ではマイナンバーカード、自動車運転免許証等の本人確認書類の提示が必要で、本人確認ができない場合は受入れを断られます。2トン車を超える車両は搬入できません。
袋に入らない耐火金庫は「袋に入らない粗大ごみ」なので行政局にも持ち込めますが、処理困難物のページには「行政局での取扱いは二人で運ぶことができるものに限ります。」とあります。行政局へ運ぶ前に、2人で下ろせる重さかどうかを見ておきましょう。

2人で運べない金庫はどうする?特別収集の条件と3つ目のルート
特別収集は便利ですが、公式ページに利用条件が並んでいます。金庫に関係する項目を原文のまま挙げます。
- 「対象のごみは2人で持ち運びができるものに限ります。」
- 「1軒につき1車までです。(半年間に1回のみ利用可能)」
- 「一般家庭の生活に伴って出る家庭ごみが対象です。」
- 「時間は午前9時、10時、11時、午後は1時30分、3時となります。」
- 「1トン車の予約は、原則午後からになります。」
- 「収集の際には立会いの方が必要です。」
- 「あらかじめきちんと分別をし、透明又は半透明の袋を使用するか、紐で縛るなどして建物の外へ出してください。」
- 「土曜・日曜・祝日(振替休日含む)・年末年始は利用できません。」
つまり、大人2人で持ち上がらない大型の耐火金庫は特別収集の対象外です。その場合は「指定袋に入らないごみの処理方法について」のページにある3つ目のルートになります。原文は「田辺市ごみ処理場、各行政局に自己搬入できず、また、特別収集の対象外のごみについては、田辺市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に依頼し、処理する方法があります(有料)。一般廃棄物収集運搬許可業者については、廃棄物処理課にお問い合わせください。」です。業者名はネット検索ではなく、廃棄物処理課に電話して市が許可している業者を教えてもらうのが正しい手順です。分別一覧の金庫の行には「購入店に相談」といった案内は書かれていないので、販売店で引き取ってもらえるかは各店に直接確認してください。
特別収集の予約先は、旧田辺市の地域は廃棄物処理課(0739-24-6218)、行政局管内は各行政局の住民福祉課です。大塔行政局 0739-48-0301(代表)、中辺路行政局 0739-64-0502、龍神行政局 0739-78-0820、本宮行政局 0735-42-0004に連絡します。
やってはいけない出し方(NG例)
- 燃えるごみ・埋立てごみの袋に入れる。金庫は資源ごみです。手提げ金庫を赤い袋や紫の袋に入れると収集されません。
- 袋に入らない耐火金庫を集積所に置く。定期収集は指定袋で出せるごみが対象で、袋に入らないものは自己搬入か特別収集です。
- 電池を入れたまま出す。テンキー式の電池は注3のとおり抜いて、埋立てごみの日に透明なビニール袋で別に出します。
- 中身を入れたまま出す。現金・通帳・印鑑・書類は必ず取り出し、鍵やダイヤルは開けた状態にしてから出すのが住民側の基本です(中身の確認は市の公式ページには書かれていないので、各自で済ませます)。
- 市の許可を受けていない回収業者に頼む。市の案内は「田辺市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者」です。業者は廃棄物処理課に問い合わせます。
- 事業所の金庫を家庭ごみとして出す。自己搬入も特別収集も「家庭生活に伴うごみ」が対象で、産業廃棄物の持込みはできません。
| 担当課 | 田辺市 廃棄物処理課 |
|---|---|
| 住所 | 〒646-0053 和歌山県田辺市元町2291番地の6 市ごみ処理場内 |
| 電話 | 0739-24-6218(FAX 0739-24-4068) |
| 受付時間 | 午前8時30分から午後5時15分(月曜日から金曜日、祝日・休日・12月29日から1月3日を除く) |
| 公式URL | ごみの分別一覧(か行)PDF/指定袋に入らないごみの処理方法について/自己搬入の場合/特別収集を利用する場合/処理困難物の場合/取り扱いできないごみ |
| 確認日 | 2026年10月27日(各ページの更新日は2026年2月27日) |
田辺市のごみ全般は田辺市のゴミ分別・出し方、袋に入らないごみの料金と予約は田辺市の粗大ごみの出し方、処理場の持ち込み手順は田辺市のゴミ処理場に持ち込みも参考にしてください。
よくある質問
手提げ金庫は何ごみですか?
資源ごみです。分別一覧に「金庫/手提げ金庫 スチール製/資源/金属以外の素材が付いていても可」とあり、プラスチック部分が付いたままで資源ごみ専用袋に入れて収集日に出せます。
耐火金庫も資源ごみですか?
区分は資源ごみです。ただし行に(※注1)が付いていて、指定袋に入らない場合は有料で田辺市ごみ処理場・各行政局へ自己搬入するか、特別収集を利用します。家庭用でも袋に入らないサイズが多いので、持ち込みか特別収集になることが多いです。
金庫は処理困難物の手数料がかかりますか?
かかりません。処理困難物のページに載っている品目はタイヤ、消火器、バッテリー、スプリングマットレス、椅子型マッサージ機、エレクトーン・オルガン、ピアノの9行で、金庫は含まれていません。かかるのは自己搬入や特別収集の車1台あたりの手数料だけです。
持ち込むと料金はいくらですか?
自己搬入は軽四車で可燃物950円(燃えるごみだけを搬入する場合)、不燃物1,130円(可燃物、不燃物混載の場合を含みます)です。金庫は燃えるごみではないので不燃物の額を目安にし、資源区分の扱いは搬入前に廃棄物処理課へ確認してください。特別収集は軽四車1,370円(処理困難物だけの場合)・2,410円(処理困難物及び粗大ごみの場合)で、金庫だけの場合の額は予約時に確認します。
重すぎて2人で運べない金庫はどうすればいいですか?
特別収集は「対象のごみは2人で持ち運びができるものに限ります」、行政局での取扱いも「二人で運ぶことができるものに限ります」とされています。どちらも使えない場合は、田辺市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に依頼するルートがあり、業者は廃棄物処理課(0739-24-6218)に問い合わせます。
まとめ
- 和歌山県田辺市では、手提げ金庫も耐火金庫も「資源ごみ」。袋に入れば青い資源ごみ専用袋で収集日に出せます。
- 処理困難物ではないので品目別の手数料はなし。袋に入らない耐火金庫は自己搬入(軽四車1,130円が目安)か特別収集(予約制・2人で運べるものに限る)です。
- 2人で運べない大型金庫は、廃棄物処理課に市の許可業者を問い合わせます。電池は抜いて別に出し、中身は必ず空にしてから出しましょう。
本記事は2026年10月27日時点の田辺市公式サイトの情報に基づいています。制度は変わるため、最新は公式でご確認ください。




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