「ベビーカーって、粗大ごみでいいの?」——役目を終えた一台を前に、手が止まる人は多いです。たたんでも幅があるし、骨組みは金属、座面は布、カバーはプラスチックと素材もばらばら。燃えるごみの袋に入るはずもなく、かといって和歌山県田辺市の公式サイトに「粗大ごみ」という名前の区分は見当たりません。
結論から3行で言うと、こうなります。
- 田辺市のごみ分別一覧では、品目名「ベビーカー(乳母車)」の種別は資源(資源ごみ)です。
- 出し方のアドバイス欄は「金属以外の素材は取り除いてください。(※注1)」。布やプラスチックの部分は外してから出す指示です。
- 資源ごみ専用袋に入らない大きさなら、自己搬入(軽四車 不燃物1,130円)か特別収集(軽四車 1,370円から)に進みます。
この記事では、分別一覧の原文、袋に入るかどうかの判断、袋に入らないときの3つのルートと料金、よく一緒に迷うベビー用品の区分までを、田辺市の公式ページだけでまとめます。2026年10月29日時点の田辺市公式サイトの情報に基づいています。制度は変わるため、最新は公式でご確認ください。

田辺市のベビーカーは「資源ごみ」
市のごみ分別一覧表(PDF)には、は行の「ベ」の段に次の1行があります。材質の欄は空欄で、素材による区分け(木製・金属製など)はありません。
| 品目 | 材質 | 種別 | 出し方のアドバイス |
|---|---|---|---|
| ベビーカー(乳母車) | (空欄) | 資源 | 金属以外の素材は取り除いてください。(※注1) |
注目したいのはアドバイス欄の言い回しです。この一覧には「金属以外の素材が付いていても可」という書き方の品目がたくさんありますが、ベビーカーは「取り除いてください」。つまり、座面や幌の布、プラスチック製のカバーやカゴは外して、金属のフレームを資源ごみとして出す、という読み方になります。
ただし、取り外した布やプラスチック部分をどの袋に入れるかは、ベビーカーの行には書かれていません。素材ごとに判断が必要になるため、迷う場合は廃棄物処理課(0739-24-6218)に品物を伝えて確認するのが確実です。布類の分別については和歌山県田辺市の布の捨て方も参考にしてください。
なお、同じ一覧に「ベビーベッド」「ベビーチェア」という品目名はありません。ベビーベッドについては「ベッド(本体)」の3行(木製/可燃、金属製/資源、複合品/埋立)があるだけで、子ども用の行は用意されていないため、材質で読み替えるか電話で確認することになります。
資源ごみ専用袋に入るかどうかで出し方が変わる
田辺市の家庭ごみは、燃えるごみ(赤)・資源ごみ(青)・プラスチックごみ(緑)・埋立てごみ(紫)の4区分で、それぞれ家庭用分別指定袋を使います。ベビーカーは資源なので、使うのは青い資源ごみ専用袋です。
| サイズ | 容量 | 寸法 | 価格 | ある区分 |
|---|---|---|---|---|
| 【大】 | 50L | 縦900×横650mm | 10枚440円 | 4区分すべて |
| 【小】 | 30L | 縦750×横500mm | 10枚220円 | 4区分すべて |
| 【特小】 | 15L | 縦550×横450mm | 10枚110円 | 燃えるごみ・埋立てごみのみ |
いちばん大きい【大】でも縦900×横650mmです。たたんだB型ベビーカーでも長さが残るため、袋の口を結べるかどうかが現実的な分かれ目になります。袋に収まって口がきちんと結べるなら、資源ごみの収集日に出せます。市のページには「当日は朝8時30分まで」「袋の口は、きちんと結んで出してください。」とあり、袋は「『田辺市ごみ分別指定袋取扱店』シールの表示がある市内のスーパー等」で購入します。
指定袋のページに収集頻度の記載はありません。地区ごとの資源ごみの収集日は、市が配布しているごみカレンダーで確認してください。区分全体の考え方は和歌山県田辺市のゴミ分別・出し方で整理しています。

袋に入らないときの3つのルート
袋に入らないごみについて、市は「指定袋に入らないごみの処理方法について」のページで3つの方法を示しています。原文は次のとおりです。
- 「田辺市ごみ処理場、各行政局に自己搬入する方法があります。各行政局については、袋に入らない粗大ごみ、処理困難物(マットレス、タイヤ等)に限ります。(有料)」
- 「田辺市ごみ処理場、各行政局に自己搬入できない方については、特別収集(利用規定有り)を利用する方法があります。(有料)」
- 「田辺市ごみ処理場、各行政局に自己搬入できず、また、特別収集の対象外のごみについては、田辺市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に依頼し、処理する方法があります(有料)。一般廃棄物収集運搬許可業者については、廃棄物処理課にお問い合わせください。」
自分で運ぶ(自己搬入)
「指定袋に入らないごみの処理方法について(自己搬入の場合)」のページにある、ごみ処理手数料(1車につき)の表がこちらです。
| 車種 | 可燃物 | 不燃物 |
|---|---|---|
| 軽四車(徒歩、自転車、単車を含む) | 950円(燃えるごみだけを搬入する場合) | 1,130円(可燃物、不燃物混載の場合を含みます。) |
| 軽四車を超え2トン車以下 | 1,900円(燃えるごみだけを搬入する場合) | 2,260円(可燃物、不燃物混載の場合を含みます。) |
ベビーカーは資源の区分なので、「燃えるごみだけを搬入する場合」には当たりません。軽四車で持ち込むなら不燃物側の1,130円が目安ですが、実際にどちらで計量されるかは搬入物の組み合わせで変わるため、持ち込む前に廃棄物処理課で確認してください。
受付は、田辺市ごみ処理場が平日8時30分から16時・第4日曜日9時30分から15時30分、各行政局が平日8時30分から16時・第4日曜日9時から12時です。搬入時は「マイナンバーカード、自動車運転免許証等の本人確認書類の提示をお願いします。」とあります。ごみ処理場は「田辺市内で発生した家庭生活に伴うごみ(家庭ごみ)」が対象、各行政局は「袋に入らない粗大ごみや処理困難物以外は搬入できません。」と条件が違う点に注意してください。詳しい流れは和歌山県田辺市のゴミ処理場に持ち込みにまとめています。
取りに来てもらう(特別収集)
「家庭から出た粗大ごみや処理困難物を自己搬入できない方がご利用できます。」というのが特別収集です。手数料は車種ごとで、次の2列しかありません。
| 車種 | 処理困難物(有料)だけの場合 | 処理困難物(有料)及び粗大ごみの場合 |
|---|---|---|
| 軽四車 | 1,370円 | 2,410円 |
| 小型貨物車 | 2,740円 | 4,820円 |
ベビーカーのように品目別の処理手数料がないものだけを出す場合の金額は表にないため、予約のときに確認します。利用規定には「1軒につき1車までです。(半年間に1回のみ利用可能)」「軽四車または小型貨物車(1トン車)に全てのごみが積載できる量が対象です。」「対象のごみは2人で持ち運びができるものに限ります。」「収集の際には立会いの方が必要です。」「土曜・日曜・祝日(振替休日含む)・年末年始は利用できません。」などが並びます。時間は「午前9時、10時、11時、午後は1時30分、3時」から選ぶ形です。
予約は旧田辺市の地域が廃棄物処理課 0739-24-6218、行政局管内は大塔 0739-48-0301/中辺路 0739-64-0502/龍神 0739-78-0820/本宮 0735-42-0004。なお特別収集で収集できないものはエアコン、テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目で、ベビーカーはこの対象外品目には含まれていません。粗大ごみ全体の考え方は和歌山県田辺市の粗大ごみの出し方で解説しています。
ベビーカーに品目別の処理手数料はかかる?
田辺市には、品目ごとに処理手数料が決まっている「処理困難物」があります。ページの説明文は「分解しても処理手数料が必要です。ごみ分別指定袋で出されても収集いたしません。行政局での取扱いは二人で運ぶことができるものに限ります。」で、料金表に載る品目は次の9つです(金額の欄は結合されていて、330円に消火器とバッテリー、1,650円にスプリングマットレスの大きいサイズと椅子型マッサージ機が並びます)。
| 品目 | 手数料 |
|---|---|
| タイヤ(ホイールあり) | 220円 |
| 消火器 | 330円 |
| バッテリー | 330円 |
| タイヤ(ホイールなし) | 440円 |
| スプリングマットレス(シングルサイズ以下のもの) | 1,100円 |
| スプリングマットレス(シングルサイズを超えるもの) | 1,650円 |
| 椅子型マッサージ機 | 1,650円 |
| エレクトーン・オルガン | 3,300円 |
| ピアノ | 7,700円 |
この表に「ベビーカー」「乳母車」「チャイルドシート」「三輪車」の語はありません。つまりベビーカーは処理困難物ではなく、品目ごとの上乗せ手数料は設定されていません。かかるのは、自己搬入や特別収集のときの車単位の手数料だけです。「無料で引き取ってもらえる制度」は田辺市の公式サイトには見当たりません。
一緒に迷いやすいベビー用品の区分
卒業するときはベビーカーだけでなく、まとめて片付けたくなります。分別一覧で確認できた行を並べます(原文のまま)。
| 品目 | 材質 | 種別 | 出し方のアドバイス |
|---|---|---|---|
| ベビーカー(乳母車) | (空欄) | 資源 | 金属以外の素材は取り除いてください。(※注1) |
| チャイルドシート | 複合品(※注2) | 埋立 | 素材問わず「埋立てごみ専用袋」へ(※注1) |
| ベビーバス | プラスチック製・ビニール製 | プラ | 複合素材の場合は「埋立てごみ専用袋」へ |
| 三輪車 | (空欄) | 資源 | 金属以外の素材が付いていても可(※注1) |
| 自転車 | 本体 | 資源 | (※注1) |
| おむつ・紙おむつ | (空欄) | 可燃 | 汚物はできるだけ取り除いてください。取り除いた汚物はトイレで処理してください。 |
| ベビーベッド/抱っこひも | 該当する品目行はありません(ベッド(本体)の行や材質で読み替えるため要確認) | ||
見比べると面白いのは、ベビーカーと三輪車は同じ資源なのにアドバイスが逆という点です。三輪車は「金属以外の素材が付いていても可」で、ベビーカーは「取り除いてください」。同じように外に置いて使う道具でも指示が違うので、品目ごとに一覧を引き直すのが確実です。子ども用自転車の扱いは和歌山県田辺市の自転車処分も合わせてどうぞ。
やってはいけない出し方
- そのまま集積所に置く。袋に入らないごみは定期収集の対象外で、自己搬入か特別収集に回します。
- 燃えるごみ専用袋に入れる。種別は資源です。布を外したから燃えるごみ、にはなりません。
- 幌や座面の布を付けたまま出す。アドバイスは「金属以外の素材は取り除いてください。」です。
- 巡回してくる無許可の回収業者に渡す。市のページは「田辺市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に依頼し、処理する方法があります」とし、許可業者は廃棄物処理課に問い合わせる案内になっています。

| 担当課 | 田辺市 廃棄物処理課 |
|---|---|
| 所在地 | 〒646-0053 和歌山県田辺市元町2291番地の6 市ごみ処理場内 |
| 電話/FAX | 0739-24-6218/0739-24-4068 |
| 開庁時間 | 午前8時30分から午後5時15分(開庁日:月曜日から金曜日。祝日・休日・12月29日から1月3日を除く) |
| 自己搬入の受付 | 田辺市ごみ処理場 平日8時30分から16時・第4日曜日9時30分から15時30分/各行政局 平日8時30分から16時・第4日曜日9時から12時 |
| 公式ページ | ごみ分別一覧表(PDF)/指定袋に入らないごみの処理方法/自己搬入の場合/特別収集を利用する場合/家庭用分別指定袋/処理困難物の場合 |
| 確認日 | 2026年10月29日 |
よくある質問
田辺市でベビーカーは何ごみですか?
ごみ分別一覧表の品目「ベビーカー(乳母車)」は種別が資源で、資源ごみ専用袋(青)の区分です。アドバイス欄は「金属以外の素材は取り除いてください。(※注1)」となっています。
資源ごみ専用袋に入らないときはどうしますか?
市の案内は3つです。田辺市ごみ処理場または各行政局へ自己搬入する、自己搬入できない場合は特別収集(予約制)を利用する、どちらも難しい場合は市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に依頼する——いずれも有料です。
ベビーカーに品目ごとの手数料はかかりますか?
処理困難物の料金表(タイヤ・消火器・バッテリー・スプリングマットレス・椅子型マッサージ機・エレクトーン・オルガン・ピアノ)にベビーカーや乳母車の記載はありません。かかるのは自己搬入や特別収集の車単位の手数料です。
布のシートや幌は付けたままでいいですか?
ベビーカーの行は「金属以外の素材は取り除いてください。」です。取り外した布やプラスチック部分の行き先はこの行に書かれていないため、廃棄物処理課(0739-24-6218)に確認してください。
行政局に持ち込めますか?第4日曜日も使えますか?
各行政局は「袋に入らない粗大ごみや処理困難物以外は搬入できません。」とされています。受付は平日8時30分から16時と第4日曜日9時から12時で、田辺市ごみ処理場は第4日曜日9時30分から15時30分です。
まとめ
- 田辺市の分別一覧では「ベビーカー(乳母車)」は資源。アドバイスは「金属以外の素材は取り除いてください。(※注1)」。
- 資源ごみ専用袋【大】(50L・縦900×横650mm)に収まって口が結べれば収集日に出せます。入らなければ自己搬入(軽四車 不燃物1,130円)か特別収集(軽四車 1,370円から・予約制)へ。
- 処理困難物の料金表にベビーカーはなく、品目別の上乗せ手数料はありません。迷う部分は廃棄物処理課 0739-24-6218 へ。
2026年10月29日時点の田辺市公式サイトの情報に基づいています。制度は変わるため、最新は公式でご確認ください。




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